「King of Pop」との再会
(2009年11月)
世界が驚いたニュース
2009年の大きなニュースの一つとして、6月のマイケル・ジャクソン急逝があげられると思います。世界中で話題となり、日本でもTVのワイドショーはしばらくその話題で持ち切りでした。「King of Pop」とうたわれたMJが本格的に復帰するはずだったロンドン公演の直前だっただけに、よりニュース性が高まったのだと思います。
幻のロンドン公演を映画化
彼の急死によって幻となったロンドン公演のリハーサル映像が、映画として編集され、2009年10月28日に世界同時公開されました。監督は、ロンドン公演のクリエーティブパートナーでもあったケニー・オルデガ。『ハイスクール・ミュージカル』シリーズの監督として知られています。
11月×日、静岡オリオン座で『THIS IS IT』を観ました。
お腹の中にいた頃から??
私にとってMJの曲は、母親がジャクソン5時代からのファンだったため、子供の頃から馴染みのあるものでした。MJとして認識しだしたのは、やはり小学生で聞いた『Thriller』からで、『BAD』、そして『Dangerous』からは自分でアルバムを購入するくらいになっていました。
ただ、彼の音楽活動ではなく、虐待疑惑といったゴシップが世間を賑わすようになるにつれ、段々と曲を聴かなくなっていきました。『THIS IS IT』を観るまでは、私の中では、MJは自然消滅してしまった「過去の人」だったのです。
映画が始まると・・・
映画『THIS IS IT』は、ロンドン公演に参加するはずだったダンサーのコメントから始まります。厳しいオーディションを勝ち抜いて選ばれたダンサーは、みな目を輝かせてMJと一緒に踊れる喜びを語ります。そして、一曲ずつリハーサルの映像が写しだされて行きます。
『Smooth Criminal』、『Thriller』、『Black or White』、『Beat It』と、曲がかかる度に、子供の頃のワクワクしながら聴いていた感覚が思い出されました。そのなかで驚いたのは、50歳になったMJの歌とダンスのレベルの高さです。
「過去の人」?
声量や高音域の伸びは、やはり若い頃よりは少し落ちている気がしますが、キレのある動きは健在で、MJをもう「過去の人」だと思い込んでいた私には十分衝撃的でした。彼は全く過去の人ではなかった!
そして、劇中に何度も「ファンのために」とオリジナル音源に近いものを再現しようとしている彼の姿をみるにつれ、亡くなってしまったことが本当に悲しくなりました。完成したロンドン公演をぜひみてみたかった…
THIS IS IT
この映画は、いわばドキュメンタリーです。ありのままのリハーサル映像が淡々とながれて終わります。過剰な演出をしていない内容はとても好感が持てますが、観る方によっては、盛り上がりに欠ける構成であったり、逆に、全盛期の熱狂的なファンの方にとっては、見たくないMJの映像なのかもしれません。
もう一度MJの曲を
ただ、私のように、MJを過去の人だと思ってしまっていた方がいたら、ぜひ観てほしいと思います。見終わった後、十数年ぶりにCDを買いに行った私にとっては、☆☆☆☆☆の映画です。
(dial M)
【参照】
ソニー・ピクチャーズ公式サイト
http://bd-dvd.sonypictures.jp/michaeljacksonthisisit/





